2012年10月24日 (水)

ファイターズ、花巻東大谷投手を指名へ-若者の夢を応援することも必要では-

201210231229901n


ファイターズが明日のドラフトで、メジャー志望を表明した花巻東の大谷翔平君を氏名することを言明。うーん…。昨年の東海大・菅野君の時は、彼とジャイアンツとの「密約」めいたものがあるのではないかと引っ掛かりがあり、ファイターズの強行指名を支持する立場だった。ただ、認められたルールの中でのこととはいえ、2年連続で若者の希望に水を差すのはどうなんだろう。彼らは自分で球団を選ぶことができないし、ましてや大谷君はまだ高校生。迷いながらも自分自身で決断した10代の少年の気持ちを尊重してあげてもいいのではないだろうか。

少し前、テレビで江川卓氏の引退の真相を特集した番組を観た。彼の時代はFAもなかったので今よりも選手受難の時代だった。それが大きく彼の野球人生に影響を与えたことは間違いない。大谷君の場合は、最終的にメジャーと契約することはできるが、想定していたスケジュールが大きくずれ込むことになる。「我々はルールに従って行動している」と言われればそれまでだが、気持ちよく彼を送り出してあげることも、野球界の先輩たちの役目ではないだろうか。

江川氏はテレビの画面では常に冷静で淡々としているが、ドラフトにおいて、高校卒業時に阪急に、大学卒業時にはクラウンライターに指名された時には、想像ではあるが、涙を流したこともあったのではないだろうか。

プロ野球もビジネスであるのはよく分かる。人気選手がいればそれだけ興業的にもメリットが生まれる。しかし同時に、人生を野球に賭けている少年たちの夢であることも確かだろう。選手たちはドラフトのため入団先を選ぶことができない。そうした現状を踏まえれば、NPBにおけるFAの規定を、メジャーリーグに近いかたちで更に緩和する必要があると考える。

画面では誰も見ていないが、江川氏が流したであろう涙をもうどんな若者にも再び流して欲しくない。また、例え入り口で涙を流しても、より早い段階で選手たちの夢が叶えられるようなシステムを構築してほしい。野球を愛する一ファンから、保身しか考えないNPBの幹部、そして自己の利益しか考えない球団幹部への心からのお願いである。

P.S. 僕は政治専門ではありますが、プロ野球も広い意味では政治・経済の傘の下にあるという理解でお願いします。(^-^;

にほんブログ村 政治ブログへ

フォト

アクセスカウンター

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

著作権

  • Copyright © 2012-2013 Mich Maruyama All Rights Reserved.