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2013年5月25日 (土)

余禄 「原爆は神の懲罰」その後 ‐去勢されたメディアに未来なし‐

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(画像はWikipediaより)


前回の本ブログの記事「「原爆は神の懲罰」韓国・中央日報 ‐朝日はスルー こんな国との友好などあり得ない‐」にて、韓国の大手紙・中央日報の編集委員による、「日本への原爆投下は731部隊によって犠牲になったとされる、いわゆる『丸太』の復讐だ」とする、あり得ない論説を紹介させていただいた。

また、「韓国通」である朝日新聞がこの問題を「スルー」しようとしたが、多くのメディアがこの件を報道したため、不承不承、主要メディアでは最後に報道したことをお伝えした。

同記事の最後で、「本日(5月23日)の社説では中央日報の『妄言』に触れていないので、明日、各紙の『オフィシャル』の思想が出そろう可能性はある。『報道しない自由』によって朝日は本件『スルー』するかもしれない。あるいは、相も変らぬ『偽善』を繰り返すかもしれない。いずれにせよ、朝日の底は既に割れているので、どの程度『気の利いた』言い訳をするのか楽しみにしている」とさせていただいたので、各メディアがどのようにフォローしているのか確認してみた。

読売、朝日、毎日、産経各紙の電子版、およびYahoo!ニュースで、「韓国 原爆」のキーワードを使い検索してみた。産経を唯一の例外として、各紙ともストレート・ニュースで日本の官房長官、外相の談話、あるいは中央日報の反応などを報じただけで、オピニオンとして、この韓国大手紙による「暴論」を批判したメディアはなかった。

日本のメディア界には多くの「タブー」が存在し、その中の一つが韓国、あるいは在日批判であるとされているが、それはやはり深く浸透しているのだと思わざるを得ない。日頃、「唯一の被爆国として」などと論じている朝日・毎日の偽善性は、今や多くの日本人が理解することろであるので驚きはしないが、主要メディアの中で、産経しか韓国による原爆被害者の方々への「侮辱」を批判できないとは…。

確かに、今回愚かな主張を行ったのは一新聞社であり、形式的には韓国政府とは無関係ではある。しかし、中央日報は韓国で発行部数第2位の大手新聞社であり、日本でいえば朝日新聞クラスのメディアである。想像していただきたい。もしそれほど大きな日本のメディアが、少しでも韓国民の感情を逆なでするような報道をしたとしたら。

韓国民は大規模な抗議デモを行い、政府も声高に「謝罪」を要求することだろう。韓国メディアも、ありとあらゆる方法によって当該日本メディア、及びそのような大手メディアを許容している日本と日本人を、狂ったように批判する。おそらく日本政府は、最低でもそのメディアに対して「遺憾の意」くらいは表明することは間違いない。

韓国メディア、あるいは韓国自体の「反日」行動の異常性を日本人は知悉しているので、国民がそのような国の戯言を無視するのは致し方ない、と言えるかもしれない。しかし政府はきちんと中央日報に対して抗議を行い、広島・長崎市長も同紙を批判した。一方メディアは、産経新聞以外は完全に沈黙。これは韓国の「反日」感情と同じくらい異常な状況ではないだろうか。

日本の「最後の砦」産経は本日5月25日、「日本非難なら何でも許される 一流記者も感情的論評 反日過熱 韓国メディアの風土」と題した、ソウル駐在特別記者兼論説委員・黒田勝弘氏によるレポートを掲載した。

同氏によれば、今回の報道は「『日本非難なら何でもあり』という日ごろの反日報道の一端を表したもので、韓国マスコミでは必ずしも異例の内容ではない」という。中央日報に関していえば、「サムスン」系列の大手有力紙であり、「韓国マスコミの中では最も日本事情に明るく客観報道で定評があった」という。「その中央日報の一流記者でさえ最近の韓国マスコミ挙げての『日本右傾化非難』『“極右”安倍たたき』キャンペーンの中で極端な比喩による感情的論評を書いている」という。

韓国では、「今回のような日本の原爆被害を『歴史的復讐』として正当化する発想はよくある。近年、内外で長期公演を続ける韓国が世界に誇る歴史ミュージカル『明成皇后』も、冒頭シーンは広島原爆の写真になっている。19世紀末、親ロシア派の中心人物として日本人によって殺害された王妃(明成皇后)の悲劇の人生を描いた歴史ドラマだが、日本の原爆被害は歴史的にその“因果応報”という設定だ。これが欧米各国で盛大に上演されてきた」。

また、「韓国マスコミの反日報道では、デッチ上げ写真など内容が誤報と分かっても訂正はほとんどない」のが現状であり、「今年に入ってからも関東大震災の際、多数殺害された在日朝鮮人の遺体写真として大々的に報道された記録写真も誤報だったが、そのままだ」という。

産経の黒田氏は長年韓国報道に携わり、日本で最も韓国事情に通じているジャーナリストの一人だ。それ故、それ以外の大手メディアに対して、彼ほどのレベルの論説を求めてはいない。しかし、産経以外に自社のオピニオンとして中央日報による論説を批判する動きがないのは、あまりに異常だ。

韓国内の些細な日本批判に過剰に反応するつもりはない。しかし今回は、それこそ「唯一の被爆国として」、日本人にとって今も癒えない古傷に塩を塗り込むような、到底許しがたい暴論だったのだ。それでも沈黙を続ける産経以外のメディアは、特アの工作員によって、完全に「去勢」されたとしか思えない。

「日本の横暴を正当化せよ!」などとメディアに求めているのではない。単純に、海外からの罪なき日本人への中傷に対して、最低限の反論くらい行ってもらいたいという細やかな思いを持っているだけだ。その程度のことすらできない日本の大手メディアとは一体何なのか。

日本に対しては、どのような人物のどのような発言であっても、すぐに謝罪(そして時には賠償)を求める韓国(政府、メディア、多くの国民全体として)は普通ではない。日本がそのような国の真似をする必要は絶対にない。ただ、世界世論において、日本が常に中国・韓国による情報戦にしてやられているのは、無能なメディアが果たすべき役割を果たしていないことによる部分も大きいと考える。成すべきことを成さない(成せない?)メディアは、もうこの国に必要ない。

先日、ツイッターで交流させていただいている井坂ドン氏から、「言論における戦後体制というものは、上から潰すのではなく、草の根の国民一人一人のリテラシーの向上によって成し遂げられるのかなと感じています。ちょっと前にジャスミン革命なる言葉が流行りましたが、日本においてジャスミン革命的なものが起こるとすれば、それは政権与党を引き摺り下ろすことではなくて、情報を独占して歪めてきた戦後メディアの言論空間をひっくり返す事なのではないでしょうか」というご意見を頂戴した。

僕と全く同じ考え方であり、一人ひとりの国民が、同氏が指摘するような意識を持つことによってこそ、新しい日本を構築していくことが可能になるのだと考える。

政治に寄りかかり過ぎてはいけない。メディアを信用し過ぎてはいけない。国家という「多面体」のどの面からでもいい。個々人が入りやすい部分から、自身が主体的に国家運営に参加するという意識を高め、主権を国民の手に取り戻す。どんな小さなことからでも構わない。自分こそがこの国の主人公なのだということを認識し、少しでも日本という国を良くしようとする努力をしてみる。そのような人間が一人でも増えれば、必ずこの国は良い方向へ変わっていくと信じている。そしてそれがある程度の勢力になれば、「第4権力」としての気概も矜持もなく、「曲学阿世の徒」としか思われない(あるいは完全に「反日」である)「大手」メディアなど、脇役に追いやることができる。

日本人がそのようなことを成し遂げられるのか。また、成し遂げられるとして、それがどのくらいの時間軸で進んでいくのか、正直、全く見当もつかない。そうではあるが、これからを生きる若者に対して、僕らの世代のように自分の国に対して誇りを持てないような、そんな状況からこの国を立て直した状態で、バトンタッチしたいと考えている。それが、人生の折り返し地点を過ぎた僕たちの世代の責任だと自負している。

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コメント

伊阪ドンさん、こんばんは。いつもコメントいただきましてありがとうございます。

ツイッターでコメントを引用させていただいた旨、ご連絡しようと思っていたのですが忘れてしまい、大変失礼致しました。

引用させていただいたコメントは、メディアを専門としていた僕が、まさに主張したかったことをコンパクトにまとめてくださっていた素晴らしいものであったので、是非、より多くの方々に紹介したいと考えておりました。

ご指摘の通り、これまでは「左翼でメシが食える」連中が、保守のそれに比べて圧倒的であったがため、現在のような日本が形成されたのだと思います。僕も伊阪ドンさん同様、保守系の方々の著作を購入させていただき、命ある限り、日本人としての誇りが持てるよう勉強を続けています。

話が少し長くなりますが、今少しお付き合いください。僕は30を過ぎて留学したのですが、当時は確固たる歴史観も、母国に対する誇りも持たない、戦後自虐史観教育に洗脳された「反日のチンピラ」でした。しかし海外から日本を見ることにより、また、特アからの一部の知的水準のあまり高くない留学生の発言を聞くにつけ、今一度、日本の歴史をきちんと見直そうと考えました。

その結果、現在の僕は、自身が思うに単なる「親日」日本人なのですが、かつての僕のような人々から見れば、「右翼」、もしくは「極右」なのかもしれません。

そうではあっても、現在井坂ドンさんと僕が共有している(勝手にそのように考えていて済みません)、素直に、この国に生まれた人間としてこの国を誇りに思い、他国からのいわれなき批判に対しては、誤魔化しではなく、歴史的事実に基づいて堂々と反論する。そのような、世界を相手に臆することなく議論できる日本、そして日本人を育てていくことこそ、僕を育んでくれた祖国に対する恩返しなのだと考えています。

時に「死ね」などというコメントも頂戴します。そのような言葉を簡単に口にできる倫理感は、僕にとっては容易には理解できないものです。まぁ、僕のような無名の小物を本気で殺そうとする奇特な人物はいないと思いますが、別に殺されても構いません。この国に、大した貢献もできずに生きてきた人生、自分が殺されることによってこの国が善き方向に転じるのであれば、特に命が惜しいとも思いません。

このようなことを書くと、「引く」方もおられると思いますが、僕はそれくらいの覚悟でこのブログで自身の意見を表明させていただいています。

完全に話が逸れてしまいまして済みません。ただ、いつも、あたかも僕の心を完全に見通したような井坂ドンさんからのコメントを頂戴すると、心から嬉しいと感じ、それに対して、僕の心にあることを偽りなくお伝えしたいと考えた次第です。

暑苦しくて面倒くさい男ではありますが、引き続き宜しくお願い致します。

Ayakikkiさん、お褒めの言葉をいただきましてありがとうございます!

ただ…、僕が未来のことを語ると、得てして「理想論」になりがちなんですよね。現実よりもベターな状況を目指しての議論ですので、それも止むを得ないことなのかもしれませんが、より具体的に、より読者の方に分かりやすい議論を提供できればいいのですが…。

自分に対して失望することも多々ありますが、Ayakikkiさんのような方々からのお言葉を力に、自己研鑽を重ねていきたいと考えています。

引き続き宜しくお願い致します。

発言を引用いただき恐縮です。

先日どこかの「良心的日本人」なる連中が竹島に上陸し、わざわざ韓国政府の意に沿う発言をして、菅官房長官がご立腹という事件がありました。
なぜそんな事をするのかという意見が多かったようですが、そういう連中は実は、それをする事で評価される、喝采を得られる、もっと言えば報酬を得られるからやっているに過ぎないのではないかと思うのです。

反日左翼に蝕まれた言論界が変わるとすれば、それは評論や学問の世界でその専門の方が「保守の言論でメシが食える」ようになることが重要なのだと思います。
そういう理由で私は、保守的な立場で立派な仕事をしている方の本はなるべく買うようにしています。
読書のペースが遅いものでなかなか消化し切れていませんが…


◇「これからの日本」を考える・・・

今回の記事は、「未来志向でとても良い!」ですね!

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