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2013年3月28日 (木)

偏向報道NHKを解体せよ!Part 5 ‐今月も「反日アクセル全開」 の「皆さまのNHK」‐

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本ブログにて、「偏向報道NHKを解体せよ!」シリーズを始めてから1カ月以上が経過した。本来はこのPart 5で終わりにしようと考えていたのだが、今月に入っても「敵」は「反日アクセル全開」なので、今日はNHKによる3月の「反日活動」をダイジェストでお伝えしたい。

3月8日、衆議院予算委員会での質疑において、日本維新の会の中山成彬衆院議員が、歴史認識に関して、日本は朝鮮の近代化に貢献したこと、創氏改名は強制ではなく朝鮮人の意志であったことなどについて指摘した。

とりわけ従軍慰安婦の強制連行については、1933年(昭和8年)の朝鮮半島13道の道議会議員選挙で、当選者の80%が朝鮮人であったこと、また当時の道知事、警察幹部なども朝鮮人が多数を占めていた事実をボードで示し、「この状況で官憲による慰安婦の強制連行など考えられない」と、具体的根拠に基づいた論理的な主張を展開した(以下の映像参照)。





この質疑はすぐにYouTubeにアップされ、多数のアクセスがあった。僕が感じたのと同様、多くの方々が中山氏の主張に納得したためと思われる。

ところがNHKは「著作権侵害」だと主張し、この動画を削除させた。これに対してはネット上で「こんな公共放送で大丈夫か?」「知る権利より著作権が優先されるんだ」など異論が噴出(3月12日付JCASTニュース参照)。一方で、同日行われた、慰安婦問題の存在を強く主張する民主党・辻元清美氏による質疑に対しては、寛容にも削除要請を行わなかったようで、現在でも視聴することができる(以下の映像参照)。





このNHKによるダブルスタンダードを、昨日(3月27日)の参議院総務委員会でみどりの風幹事長・亀井亜紀子氏が、『WiLL』の記事を引用して、「著作権の侵害ということで中山氏の質疑を削除するのは理解できるが、同日の辻元氏の質疑が削除されていないということは、NHKの判断基準があると思われても仕方がない」と追及した。

これに対してNHK側は、「辻元氏の質疑についても同様に削除の依頼を行っている。視聴者からの指摘があればすぐ削除を要請しているが、完全にその日のうちにすべて削除はできていない。そうした時間差がある」と回答した(以下の映像参照)。





NHKに対しては一言、「ふざけるな」と言いたい。中山氏の質問は即座に削除されているにも関わらず、辻元氏の質問は上述のように現在でも視聴可能だ。これほど日数に差が出ているのは、NHKが「判断基準」を持ち、恣意的に削除要請していることの証左だろう。しかも、昨日、総務委員会で批判されたにも関わらず、まだ視聴できるとは…。亀井氏も舐められたものである。と言うより、NHKの面の皮の厚さには呆れる。

※中山氏の質問はNHKの要請によりYouTubeから削除されたが、中山氏自身が独自の映像をアップしたので、上記、中山氏の質問は自身によって投稿されたもの。質問時の資料も含め、中山氏のホームページをご参照ください。

上記エピソードを見ると、NHKは、どうしても韓国による一方的な歴史認識を日本人に押し付けたいとしか考えられない。中山氏の議論は、当時の朝鮮朝日の記事などを根拠に、朝鮮半島での歴史的事実を国民に伝えようとする、非常に有益なものであった。それをNHKは、国民の目に触れさせないよう、素速く工作を行う。

一方で、根拠薄弱、かつ千年一日の如き、典型的な反日工作員的な主張を繰り返す辻元氏の質問については、「著作権」などお構いなし。

日本人から、半強制的に受信料を徴収することによって成り立っている日本の公共放送が、何故そのように国民を欺く如き行為を行うのか、もはや多くの日本人にとっては理解不能だろう(NHKの行為が韓国の利益になっているということは、誰もが理解するだろうが)。

韓国関連で言えば、日本政府が11日に主催した東日本大震災2周年の追悼式には、中国、韓国いずれも出席しなかったが、NHKは何故か中国の欠席は報じたものの、韓国の欠席については、少なくとも僕が知る限り報じなかった。

韓国側の言い分は、「欠席する意図はまったくなかった。事務的なミスによるものだ」(3月12日付msn産経ニュース参照)。事務的なミス…。

例えば、アメリカ政府が主催する独立記念日の式典に招待された日本が、「事務的なミス」によって欠席したら、アメリカ政府、及び国民は日本に対してどういう感情を抱くであろうか。多くの日本人は、非礼極まりない行為だと認識し、その「ミス」が何故起こったのか、詳細の説明を政府に求めるだろう。

もっとも、アメリカにとっては日本などあくまで'one of them'に過ぎないので、大きな話題にもならないだろう。しかし、本ブログの「偏向報道NHKを解体せよ!Part 3 ‐「世界」は中韓だけじゃない 特アの反日思想を押し付けるな!‐」で指摘させていただいたように、「NHKにとって『世界』とは中国、韓国」であるという事実に鑑みれば、日本における史上最大の災害である東日本大震災の追悼式に「事務的なミス」によって韓国が出席しなかったことは、トップで報道してもおかしくない「重大ニュース」なのではないのか。

韓国による一顧だに値しない主張には敏感に反応するNHKが、同国の国際信義上「異常な」行動は、報道しないことによって握りつぶす。何なんだこの、「公共放送局」は。

今月起こった、NHKの「報道の不作為」は上述の韓国の「事務的なミス」に止まらない。本ブログの「余録・WBC台湾戦を終えて ‐ナイスゲーム!これぞ「スポーツ外交」!‐」でもお伝えした、WBCにおける日台の感動的な交流について、NHKは一切報じてはくれない。

WBCでの日台戦は、単なる野球の試合に止まらず、震災で日本に世界最高額の援助を行ってくれた台湾への日本人の感謝を表明する場であり、日本から野球を伝えられた台湾にとっては、その日本に「恩返し」の勝利を見せたいという、最高の文化交流の場であった。

これについては、フジテレビの『Mr.サンデー』が特集を組んで伝えてくれた(以下の映像参照)。





もっとも、「韓流推し」のフジテレビは、台湾が「反韓」であることに気付いたためか、それとも他のメディア同様、中国怖さゆえか、次週の放送で、「東日本大震災の際、台湾は世界最多の200億円の義援金を日本に送った」、「台湾は震災の翌日世界のどこよりも早く救援隊を派遣した」と報じたことは「不適切だった」と謝罪する「オチ」をつけてくれたが。

台湾人が「反韓」であるのは、台湾人の友人をたくさん持つ僕からすれば「常識」だ。韓国自身も、1992年に台湾に突然の「断交」を伝えるまでのプロセスにおけるその「不誠実さ」は理解しているはずなのだが。

その経緯は、Wikipediaの既述に詳しくある。「1992年8月24日に、韓国政府が中国と国交を樹立することを発表すると、台湾は断交を回避すべく韓国側と幾度なく交渉を行ってきたが、韓国側の答えは『断交などあり得ない』というものだった。韓国は断交を阻止したい台湾に国際市場で売れない韓国車を売り付けた。にもかかわらず、韓国は台湾との断交に踏み切り、断交したその日のうちに韓国の台湾大使館の保有資産を中国名義に変更した」。

韓国という国は、日本に対してはもちろん、どの国に対しても同じようなことを行い、世界の嫌われ者になっているのだ。よって、台湾人が韓国を嫌うことは当然であり、むしろ国際信義にもとる行為を何のてらいもなく行う韓国をサポートする、NHK始め日本のメディアの異常性は得体が知れない。

話が逸れてしまったが、議論のポイントはフジテレビの一番組ではない。このような、世界的にもなかなか見られない近隣諸国との「友好」については、個人的には『NHKスペシャル』で取り上げてもおかしくないニュースだと思う。

ところがNHKは、上述「偏向報道NHKを解体せよ!Part 3 ‐「世界」は中韓だけじゃない 特アの反日思想を押し付けるな!‐」でお伝えしたように、「NHKスペシャル シリーズ 『JAPANデビュー』」で台湾人は「反日」であるという、NHKによる解釈は押し付けるものの、今回のような日台間の絆に触れようとはしない。

そのような報道をすることで中共を刺激し、中国での報道活動に支障が出ることを恐れているのであろうし、上述のように、台湾も韓国を異常な国として嫌っていることが明らかになることは、我々一般国民には到底理解できないが、何らか現在のNHKの不利益になるのだろう。

このように、もはや日本人の利益を一切代弁しない、「中国・朝鮮公共放送」となったNHKが日本人のために「再生」することなどあり得ず、また、受信料を払ってNHKを存続させている我々が、彼らに「セカンド・チャンス」を与える必要もない。それほどこの放送局は、日本国、あるいは日本人という、まず考えるべき主体から乖離してしまったのだ。

イギリスの公共放送BBCと比べるとBBCが怒るであろうほど、NHKという局は、権力にも立ち向かわず、かと言って国民の利益を追求するわけでもなく、ただひたすらに、反日・自虐史観を植えつける組織に成り下がってしまっている。このような組織に存在意義があるのだろうか?その答えは自明だろう。

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コメント

しょうちゃんのつぶやきさん、こんばんは。本ブログにお立ち寄りいただき、コメントまでいただきまして、本当にありがとうございます。

ご指摘の通り、地方の高齢者は、NHKの報道が全て真実であると信じている方が、今でも少なくないですよね。

確かに西田さんあたりにガンガン追及していただければ、NHKも相当苦境に陥りますね。しかし、政治家も報道機関であるNHKに対しては及び腰の姿勢が見受けられ、なかなか追い詰めきれません。

ただ、民主党政権という「災害」を経験した日本人は、その誕生をサポートしたメディアに対する批判を強めており、とりわけNHKに対しては、ネットを中心に多くの批判が巻き起こっていますね。これを機に、是非、「反日公共放送」に関する国民的議論を喚起し、惰眠を貪っているNHKを解体に追い込みたいところです。

 国家公務員なら年収600万円程度なのだろうけど、NHKはうまく立ち回って独自の給与体系を構築し1800万円等と国家公務員の3倍を国民の血税とも言える強制受信料によりむさぼっている。しかも裁判沙汰という国民を恐怖に陥れるヤクザまがいのことをしてあまり見てもいない視聴料を取っている。
 いまや双方向が可能でありCSやスカイTVなどのように見たい番組だけを料金を支払ってみるようにすべきである。みたくもない特亜3国(ダニ国家)の大統領就任式はノーカットで80分も垂れ流しするが国民が是非とも見ておかねばならない中山成彬議員のVTRは即カットで国民の目に触れないよう最大限の気の配りようだ。
 捏造番組のオンパレードでもはや公共放送の資格はとっくに剥奪されるべきレベルである。みどりのお姉さまではあまりにも追求が甘すぎる。西田議員位が追求すべきテーマなのではないだろうか?
いずれにしろ、NHKをこのまま放置していては日本がおかしくなる。田舎のおばあさんはNHKの言うことを後生大事に聴いているのだ。
 参院選後の最重要課題として教育問題と捏造記事オンパレードのマスコミを粉砕して誇りある日本を取り戻すべきだと思う。

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