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2012年12月26日 (水)

第2次安倍内閣遂に発足 ‐ドリームチーム「危機突破内閣」Ready to Go!!‐

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(写真は毎日jpより)


自民党の安倍晋三総裁は、本日12月26日、衆参両院の首相指名選挙で第96代の首相に選出された。そして遂に第2次安倍内閣が発足(閣僚名簿はmsn産経ニュース参照)。

田中直紀氏、田中眞紀子氏、田中慶秋氏の「3バカ田中トリオ」などに代表される、民主党政権におけるあり得ない閣僚人事に比べると、安倍内閣は、まさに「天国と地獄」、「月とすっぽん」、「提灯に釣り鐘」…、ありとあらゆる表現を駆使してもしきれないほど雲泥の差であるとの感が強い。

かつての自民党においての閣僚人事は、「派閥順送り」が基本で、大臣としての資質など関係なし。重量閣僚以外は、当選回数を重ねた議員への「恩賞」として閣僚ポストが使われていた。

そうした状況が変わるのだと勝手に思い込んだ、僕を始めとする有権者は、民主党の人事に唖然とさせられた。大臣としての資質も然ることながら、例えば、死刑反対論者・千葉景子氏が法相に、公安にマークされる側だったのでは、と思われる岡崎トミ子氏が国家公安委員長に起用されるなど、職責と矛盾した人物が大臣に起用される摩訶不思議さ。

民主党政権は、マニフェスト無視で有権者を失望させたうえ、そのあり得ない、いや「あってはならない」閣僚人事によって、有権者を激怒させた。その末路が、小選挙区で落選した海江田万里氏の代表就任であり、もう「終わりが見えた」民主党を招来したのは至極当然だろう。

今次安倍内閣は、事前に菅義偉官房長官が「安倍晋三総裁が派閥推薦を受け入れることは百パーセントない」(msn産経ニュース)と明言していた通り、しがらみ・年功序列打破、実力重視が徹底された、「危機突破内閣」と呼ぶに相応しい陣容となった。

僕が感じた特長としては、まず、安倍氏が最重要と考える課題を所管する大臣には、安倍氏の考えを着実に実行できる人物を配置。例えば、経済再生は麻生太郎副総理兼財務・金融相と甘利明経済再生相、復興は根本匠復興相、教育改革は下村博文文科省など。

一方で、外交・防衛はそれぞれ、その分野では必ずしもスペシャリストとは言えない、岸田文雄氏、小野寺五典氏を起用。これは、民主党政権で徹底的に毀損された外交・防衛については官邸主導で行うという意志の表れとも取れる。

また、林芳正農水相、茂木敏光経産相、新藤義孝総務相、岸田外務相、小野寺防衛相など、自民党の次代を担う50代の政策通を多数起用しているのも目立つ。いずれも能力には折り紙つきの人材であるので、手堅く課題をクリアしつつ、ニューリーダーとしての競い合いという要素もあると見る。

個人的に期待するのは、古屋圭司拉致問題担当相と稲田朋美行革相。

以前の記事「拉致被害者帰国から10年-我々は何をしてあげられたのだろうか-」でも議論させていただいたように、拉致被害者が多い新潟県出身で、横田めぐみさんを捜すための写真を小さい頃から見て育った僕は、一歩でもこの問題を前進させて欲しいと強く願っている。民主党政権では完全に無視された同問題に対して、拉致議連で活動し、強い問題意識を持っている古屋氏であれば、安倍総理とタッグを組んで被害者家族の皆さんに対して光を与えてくれるのではないか。心からそれを願っている。

また、日本の政治を立て直すためには、官僚利権撲滅などの「シロアリ退治」が1丁目1番地であるというのが僕の持論なので、発信力・行動力があり、衆院当選3回で閣僚に抜擢された保守の論客・稲田氏には思う存分、力を発揮してほしい。

石破茂幹事長は以前から閣僚人事に関しては、「どうしてその人がその大臣になったのかを、明確に説明できなくてはならない」と繰り返し述べてきた。実際、その通りの人事が行われた今回の組閣に、「新生自民党」への期待感が膨らむ。

蛇足ながら、安易な人気取りのため、小泉進次郎氏を起用しなかったことも、安倍内閣、小泉氏双方にとって良い選択だったと考える。小泉氏は将来の自民党における「超エース」。焦ることなく大事に育てなければならない。

ただ懸念もなくはない。ひとつは公明党の前代表・太田昭宏氏が海上保安庁を所管する国交相となること。昔から中国に独自のパイプを持ち、超親中の公明党の重鎮が、尖閣諸島の最前線で、領海侵犯を繰り返す中国船と日夜「闘って」いる海上保安官たちを束ねる組織の長となることには、違和感と不安を禁じ得ない。彼単独で何かできるわけではないので杞憂に過ぎないとは思うが、正直納得できない。

また、自民党総裁選挙でその無能ぶりを露呈し(本ブログ「露呈した石原伸晃の限界」参照)、「平成の明智光秀」とまで言われた石原伸晃氏を、原発担当相に起用する必要があったのだろうか。参院選で必勝を期す安倍内閣とっての党内融和の重要性は十分認識している。それを理解してもなお、個人的には釈然としない。

とは言え、第2次安倍内閣は、80年代頃から政治を見てきた僕にとっても、史上最も「能力重視」の哲学を貫き、専門性に優れ、かつ将来性のある人物がそろった最強の内閣。手堅く仕事ができる、まさに「ドリームチーム」と言えよう。

自民党が、真に古い自民党と決別できるのかどうか、あるいは本当に掲げられた公約を成し遂げることができるのか、それは今後の政権運営を見てみなければ分からない。しかし、この人事を見る限り、多くの方は期待感を持っているのではないだろうか。

最後にメディアの反応について。昨日までの閣僚予想の段階では、僕が見た限りでは、TBS、テレ朝が相も変わらず「お友達内閣」批判を匂わせていた。全く的外れの議論を繰り返す古臭い論調は無視するに限る。国民にとっては、総理と閣僚とがお友達だろうが、恋人同士だろうが、敵同士だろうが全く関係ない。仕事ができるかどうか。それだけが唯一の判断基準だ。 

昨夜の「報道ステーション」では、コメンテーターの三浦俊章氏が、「閣僚に女性を二人登用するのは評価するが、そもそも国会議員における女性比率をもっと高めるべき。韓国では国会議員の15%が女性であり、女性大統領も誕生した。国際的に見ても、日本は相当遅れている」という主旨の発言をしていた。

批判したい連中は、どのような理屈をつけても批判を「創り上げる」ものだと感心させられる。しかも、その批判の中に、朝日お得意の「韓国礼賛」を付け加えているのも「らしくて」いいのではないか。

さあ、第2次安倍内閣の陣容は完璧に整った。あとは実行のみである。なるべく早期に「結果」を出していくことを願っている。同時に、朝日系、毎日系などのメディアが、安倍内閣をどのようなアイディアを捻り出して批判するのかにも注目してみたい。それに関しては、また後日レポートさせていただく。

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コメント

Ayakikkiさんに評価していただくのが一番嬉しいです!

TBはいつでも、どの記事でもご遠慮なく。僕も後ほどお願いさせていただきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

◇とても参考になりました!

昨年の大晦日に書いた記事にて、引用させて頂きました。
TBを送っておいたつもりでしたが、送れていない様子なので、改めてTBしています。
宜しくお願いいたします。
 m(_ _)m

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