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2012年11月19日 (月)

腐ったTBSは報道機関という名に値するのか? -またしても安倍総裁に対する印象操作-

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(写真は安倍氏fbページより)


安倍自民党総裁は、昨日(11月18日)、自身のFacebookページで、「11月16日放送のTBS『みのもんたの朝ズバ!』で、NHKキャスターの痴漢行為を、ニュースとして流す中で、なんと私の顔写真が写し出されたそうです。ネットの指摘で明らかになりました」と指摘。事故であるならば謝罪があって然るべきだが、番組内で女性アナウンサーが、「はい、先ほど、あの関係のない映像が出てしまったという事ですが、大変失礼しました」と述べただけだったと非難。

今日は安倍氏の秘書が同ページにて、TBSが2006年に行った、「安倍官房長官印象操作映像事件」について言及し、「『選挙』+『安倍』=『TBSの印象操作』はもはやセットなのでしょうかww」と述べている。


似たような手法を使った例として、TBSは1995年に放送されたオウム真理教関連番組でも、麻原の顔等の画像を無関係な場面で何度も挿入していた。TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる1つの映像表現として用いたと説明したが、非難が集中し、郵政省はTBSに対し厳重注意を行った(Wikipedia参照)。

反安倍左派メディアが安倍氏を叩く報道をするのは巷間知られていることだが、このTBSの稚拙、かつ悪意に満ちた手法は何なのだろう。

「みのもんたの朝ズバ!」による反安倍の姿勢に関しては、安倍氏は以前にも、fbで非難している。自民党総裁選直前に生出演した際、「街の声」と称して、八割は「安倍晋三には期待しない」という「調査結果」をオンエアしていた。統計学的な正当性もなく、しかも編集可能な街頭インタビューを「街の声」として紹介するのは、日本メディアの得意技だが、これこそ印象操作の手っ取り早い手法そのものだと言える。

また、総裁選挙翌日の放送では、みのもんた氏に「『カツカレーなんて食ってる場合か!』と激しく檄を飛ばしていただきました(笑)」と安倍氏は、あきれ気味にコメントしている。まぁ、みの氏のどうでもいい発言にコメントすること自体無意味だが、敢えて一言。カツカレーを食べようが和牛ステーキを食べようが、国民のためになる政治をしてもらえれば、一切差支えない。粗食でボンクラな政治家ではどうしようもない。(ちなみに、程度の低いメディアは、安倍氏が食べたカツカレーが3000円だ3500円だと、くだらない報道をしていたが、ホテルでカレーを食べればそれくらいかかるのは当たり前だと思うが)

TBSという放送局は、1989年に引き起こしたビデオ問題で「終わった」局なのだ。

この年10月26日に、TBSのワイドショー「3時にあいましょう」のスタッフが、坂本堤弁護士がオウム真理教を批判するインタビュー映像を放送直前にオウム真理教幹部に見せた。そのことが、9日後の11月4日に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件やその他一連のオウム真理教による事件の発端となったとされる問題だ。

1995年の警察によるオウムへの一斉捜査の後、TBSが放映前の坂本弁護士のインタビュービデオをオウム幹部に見せたと報道された。しかしTBSは当初それを否定。しかしその後、オウムの早川被告によるメモなどから、その事実は否定しようもなくなり、翌1996年、TBSはその事実を認め、社長は引責辞任。

この時のTBSの振る舞いは、報道機関としてはもとより、一企業としても最低だった。十分な調査を行うことなく、自己の潔白を主張し続け、反論できない証拠が出てきてようやく謝罪。普段は様々な企業の不祥事を偉そうに批判しているメディアが、この体たらくである。

TBSが謝罪会見を行った1996年3月25日放送の、同局「筑紫哲也NEWS23」の中で、筑紫氏は、「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と発言した。氏の言葉どおり、この日でTBSは死んだのだ。当時の郵政省(現総務省)はこの時、TBSの放送免許を剥奪すべきであった。TBSの報道機関にあるまじき行為が、坂本弁護士一家殺害へと繋がった以上、それが当然の制裁だろう。

しかし、馴れ合いの放送行政において、正義の鉄槌が下されることはなく、TBSは無反省に、上述のような偏向報道を続けている。

僕は安倍氏にシンパシーを感じている。しかしながら、対象が安倍氏だったからといって、TBSの悪行を非難しているわけではない。この放送局が、報道機関という名に値しない倫理しか持ち合わせていない組織ゆえ批判するのだ。

上述のTBSの「歴史」を踏まえ、この局の報道には特に注意する必要があると言うことを強調しておきたい。そしてTBSへ。もし少しでも報道機関としての矜持をお持ちであれば、即刻これまでのような偏向報道を止め、国民に対して誠実な政治報道を行うよう強く求める。それができないのであれば、一刻も早く放送免許を返上せよ!

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コメント

Qさま、コメントをいただきまして本当にありがとうございます。

ご指摘の通り、この国は既得権益の塊です。みの氏の家系も、その恩恵を受けておられるのでしょうね。たまに週刊誌等で指摘されるのみで、国民の多くが知らない事実を議論の俎上にのせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

仰る通り、政治家の世襲は、少なくとも選挙という洗礼を受けている以上、個人的には決して不当なものではないと考えています。その点については拙ブログの11月22日の記事、「野田首相へ 世襲の何が問題なのか? -それほど拘るのなら説明責任を果たすべし-」でも議論させていただきました。

一方、Qさまが指摘されておられる、メディアに乗らない既得権益こそ、この国に巣食う悪弊であると考えます。

ビジネスをされている方が、何とか自身が政治から利益を得られるよう、様々な手立てを講じるのは、資本主義の日本では当然だと思います。ただ、自身はそのような行為を行っておきながら、それ以外を不正のごとく言い募るみの氏のダブルスタンダードは醜悪そのものです。

Qさまのように、理解すべきポイントを押さえたうえで、メディア、あるいはタレント司会者が言うことなど信頼するに足るレベルにないことを、国民はきちんと理解するべきですよね。

お時間がある時に、また是非、拙ブログにご訪問いただければ幸いです。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

朝ズバッで、公共事業のばらまきと自民党の政策を批判していました。しかし、みのもんたは逗子の水道屋の息子で現在その水道屋の社長をしていますが、水道屋の業界はほぼ公共事業で稼いでいます。本当に公共事業が問題ならば、水道利権も論じるべきですよね。
朝ズバッで、自民党に世襲議員が多いと批判していましたが、水道の業界は全くの世襲で、水道局との癒着などもあり他から参入など出来ません。世襲の問題は、一般の人でも議員になれることに鑑みれば、水道利権など他者が参入できないような事業形態の存在について論じるべきですよね~

Ayakikkiさん、こんばんは。以前の記事を拝読させていただきました。なるほど、太田さんの時はそこがポイントだったのですね。僕も批判させていただきましたが、「街の声」は本当に曲者ですよね。エンタメ系の話題であればともかく、政治に関して、素人を使って偏向報道を正当化するのは絶対許せませんね。

ところで、TBSが安倍さんに謝罪したようですね。SNSを手にした安倍さんは強い!しかしまだまだこれから朝日系の連中が色々仕掛けてくることが予想されるので、しっかり「監視」していかなくてはなりませんね。

◇太田誠一元農水大臣の「消費者がやかましい」発言の時には・・・
TV局の悪意に満ちた印象操作によって、とうとう大臣は辞任に追い込まれてしまいました。。。
当時、とても憤慨して、3回に渡りブログ記事に書いた事を思い出しました。

http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/d5767ea6a8992a1918e25788aaee782b
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/b1b95d088734ed390f2b20291a0465ba
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/672e41453ecff22d0416e137da753e35

安倍さんは、今後も攻撃対象にされる可能性大なので、しっかりとマスコミの不正から守り抜きましょう!

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