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2012年10月 7日 (日)

田中真紀子研究 by 一新潟県人

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昭和の政治家の一人に、田中角栄という毀誉褒貶が激しい政治家がいた。彼は中央工学校卒の学歴でありながら、東京帝国大学法学部卒で大蔵官僚出身の超エリート政治家、福田赳夫と宰相の座を争い、その戦いに勝ち総理・総裁の座を手にした。

彼の頭脳と行動力を称して、「コンピューター付ブルドーザー」と呼ばれたり、その出世物語を豊臣秀吉に準えて、「今太閤」とも称された。一方で、「金権政治家の権化」とも言われ、1976年にはロッキード事件によって逮捕された。

田中氏に対しての評価が様々であることは承知しているが、彼が裏日本、就中新潟県のために尽力したことは間違いなく、彼がいなければ、関越道、上越新幹線の完成は大きく遅れたであろうことは間違いない。

そのような大物政治家の娘が田中真紀子氏である。彼女は愛人がいた父に対してある種の憎しみを持っていたと言われているが、結局父と同じ政治の世界へと歩みを進めることとなる。

しかし偉大な父から受け継いだものは、せいぜいその演説の上手さくらいなものであり、それ以外のあらゆる面においては、凡百の政治家のレベルに過ぎない。その演説の上手さも、所詮、政局を面白おかしく表現する能力だったり、他者を批判するパワーぐらいでしかない。人の心を引き付け、感銘を与えることとは程遠いものである。

今回の入閣で、彼女は3度目の大臣経験となるが、これまで何の実績も残していないし、これからも残すことはないだろう。それは、彼女が政治家である前に一人の人間として人格に問題があることによる。何かを徹底的に破壊することはできるかもしれないが、自分がイニシアティブを取り、チームワークによって何かを成し遂げることなど決してできない。僕が何故そのような主張をするのかについては、このWikipediaのページを見ていただければ自明なので、詳細は割愛させていただく。

僕がとりわけ彼女を許せないのは、上述のWikiにも記載されているが、拉致被害者に対しての発言。国家的犯罪である北朝鮮の日本人拉致に、自分の地元の新潟県人が巻き込まれているにもかかわらず、「拉致家族の子供は北朝鮮で生まれたから本来なら北朝鮮に返すべきじゃないですか? その辺のところを蓮池何とかさんはよく考えてください」と発言。また、「(帰国した5人の拉致被害者の)家族の国籍は国際法上は北朝鮮籍。外務省も知っているはず。(日本帰国は)難しいとはっきり言うべき」などと頓珍漢な発言をする始末。

彼女が言う、拉致被害者の「国際法上」の国籍云々以前に、北朝鮮による日本人拉致は、国家的国際犯罪なのだが…。まさに「盗人に追い銭」。その表現がしっくりくる、この馬鹿政治家の発言である。

最後に、彼女を支持するおかしな人が日本にいることが不可解、というよりは恐ろしい。僕の主観で言わせてもらえれば、そのような人たちは、政治という男社会の中で必死に闘っている田中真紀子は素晴らしいと考えるような、ちょっと残念な頭脳をお持ちの女性。日本の官界や民間企業も圧倒的な男社会であり、その中で活躍されている女性は田中真紀子の比ではないくらい苦労されている。

また、別のタイプの真紀子支持者は、田嶋陽子のような、とにかく女性がある種の権力に関わっていなければ気が済まないフェミニスト運動家(田嶋氏が真紀子氏を支持しているのかどうかは知らないし、どうでもいいが)。

とにかく田中真紀子氏は新潟の恥。選挙演説で彼女はしばしば「越後の…」と発言するが、東京生まれ東京育ちの彼女に「越後」の何が分かるのか。書類上はともかく実質的には彼女は新潟県人ではないので、真の新潟県人である僕としてはそこはご理解いただきたい。



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